遺言 (ゆいごん、いごん)
遺言とは、死後に達成したい事柄を言いのこすこと、あるいは言いのこした言葉・文章のこと。日本では、財産の処分、認知、未成年後見人の指定などにつき、法律に従った方式でおこなわれた遺言は、法律によってその内容の実現が保障される。また遺言は、遺言者の死亡の時からその効力を生ずる。
民法の定めている遺言の方式には、「普通方式」と「特別方式」の2種類がある。通常の場合は、普通方式(公正証書遺言・自筆証書遺言・秘密証書遺言)により遺言することになるが、死亡の時期が危急に迫っているとか、遺言者が隔絶地にいる場合には特別方式によることになる。
「ゆいごん」と読んでも、「いごん」と読んでもかまわない。