転換社債 (てんかんしゃさい)

転換社債 (てんかんしゃさい)とは~CBは、所有者が一定期間内に発行企業に対し、請求すれば、あらかじめ定められた条件で、その発行企業の株式に転換することができる社債である。

投資に関連する用語の解説を行います。
正しい知識を取り入れて、より効果的な投資の参考にしていきましょう。

Google Bookmarks に追加 Yahoo!ブックマークに登録 
株式関連用語集トップ > > 転換社債 (てんかんしゃさい)

あ行  か行  さ行  た行  な行  は行  ま行  や行  ら行  わ行 

転換社債 (てんかんしゃさい)

CB (Convertible Bond)とも呼ばれる。
CBは、所有者が一定期間内に発行企業に対し、請求すれば、あらかじめ定められた条件で、その発行企業の株式に転換することができる社債である。これに対して、一般の社債のことを普通社債という。

所有者は、株式に転換すれば、株価の上昇による利益を得ることが期待できる。また、社債のまま保有し続けると、利付債券として、定期的に利子を受取ることができるほか、償還日には額面金額が払い戻される。

CBは、いままで「転換社債」と呼ばれていたが、商法が改正され、平成14年4月1日以降、新たに発行されるCBのことを「転換社債型新株予約権付社債」と呼ぶようになった。

【CBの概要】

発行価格

割引発行型を除いて、額面(額面100円当たり100円の払い込み)

利率

株式への転換請求権がついてくるため、同じ企業が同時期に発行する普通社債よりも低く設定される

利払日

年1回又は年2回が一般的

期間

2年~15年

償還

途中償還をしない満期一括償還制度を採用している銘柄がほとんどである。一部、償還しない銘柄もあるが、その場合はまず発行後3~5年程度は据え置かれる。その後、毎年一定額を減債基金として積み立て、それをもとに抽選償還または買入償還をする銘柄が多くなっている。

転換価格

CBを株式に転換する際の価格のこと。発行時にあらかじめ決定される。株式分割等で調整されることもある。

転換請求期間

株式に転換できる期間のこと。発行時にあらかじめ決められ、通常、発行後1~2カ月後から償還日の前日までである。

【CBへの投資】

株式としての側面が収益性

CBは株価の値動きに連動する性格を持っている。つまり株価が上昇すると、CBの価格も上昇する傾向がある。社債であるCBがなぜ株価の動きに連動する性格をもっているのかというと、それは、転換しさえすると、株式になるからである。

A社のCB(額面金額100万円、転換価格1,000円)を所有している場合

A社の株価が1,300円に値上がりしたとする。

CBを株式に転換(100万円÷1,000円=1,000株)し、すぐに売却すれば、1株あたり300円、合計30万円の利益が得られる。

(1,300円-1,000円)×1,000株

A社のCBには130万円の価値があることを意味する。

債券としての側面が安全性

CBは一定水準より下がりにくくなる性格をもっている。
例えば、額面金額100万円、転換価格1,000円のA社のCBの株価が、1,300円から1,000円に値下がりしたとする。株価が1,300円のときCBの価格が130円だと、株価と連動して100円に下がるように思える。

しかし、CBは転換しない限り社債である。利払いもあれば、償還時には額面金額が戻ってくる。この債券としての利回りがCBの価格を下支えする。利回りが、市中金利の水準を上回れば、高金利の金融商品として市場で買われるため、債券価格の下落がおきにくくなるからである。

ただし、そのCBの信用リスク(債務不履行などが起きる可能性)が高いと判断された場合は、下落に歯止めがかからないこともあるので注意が必要である。

【CBの投資尺度】

株式と債券の性格をあわせ持つCBには、独自の投資尺度がある。

【CBの保管】

CBは、証券保管振替機構にあずけなくてはいけない。