確定拠出年金 (かくていきょしゅつねんきん)
アメリカで1980年代に普及した年金制度の一種。あらかじめ毎月の掛金額を決めておき、積立金の運用成績に応じて将来の給付額が決まる年金制度。
従業員ひとりずつ個別に口座が設けられ、その口座に毎月の掛金、事業主からの奨励金、運用収益が蓄積される。運用方法については、事業主が提示する、金融商品を組み合わせた複数のプランから自分で選定する。これは「個人は自分の責任で年金資産を運用する」ということを意味し、企業はそのための仕組みを作ることでこれを支えていくという年金制度である。
日本においても、2001年10月に確定拠出年金法が施行され、この新しい年金制度が導入された。確定拠出年金には、個人型確定拠出年金と企業型確定拠出年金がある。
【確定拠出年金の種類】
個人型確定拠出年金
自営業者等や企業年金のない会社に勤める従業員を対象としたもの。
国民年金基金連合会が運営主体となっている。
企業型確定拠出年金
企業年金として確定拠出年金をおこなっている企業に勤めている従業員を対象としたもの。事業主が運営主体となっている。